フェルデンクライス博士は「できているか いないかは問題ではない。注意を向けることが大事。注意をむけさえすれば 体は変わっていく。」と 言っています。
しかし 実際のレッスンのなかでは つい できているかいないかに「注意を向け」てしまいます。それは指導している私にも 生徒さんにも現れる現象です。
私の出した指示どおりに動けばこうなるはず できているかな?と点検してしまうのです。
これは 生まれてから60年間で 育ててきた私自身の癖でもあり 社会が与えてくれた「一般常識」の一つだと思います。
でも 私は先生なのだから もう一歩進めて考えなければ なりません。
できているか いないか点検をするのは それはそれでよしとしよう。
その先 生徒さんが 「できない&人と比べて自分は劣っている」ことだけに注意を向けるのではなく 自分の可能性を開拓していけるよう手助けするのが私の役目だと思います。
きのうのレッスンの中で生徒さんの「本音」を聞いて 改めてこれからのスタンスを確認したことでした。
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